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【イベント】若松の夏の風物詩「火まつり行事」が4年ぶりに開催されました。

令和4年火まつり

 若松区自治総連合会が主催の火まつり行事は昭和29年、若松区出身の芥川賞作家「火野葦平」の発案により始められました。
 葦平は昭和27年、浮羽郡田主丸で行われた「虫追い」という行事に招待され、数百のたいまつがえんえんと野づらを行進する光景を見て、おおいに感動し、若松でやろうと思い立ったそうです。
 若松には昔から、たくさんの「河童伝説」があり、葦平はその一つ「高塔山の河童封じの地蔵尊」の伝説をもとにした小説「石と釘」をはじめ、たくさんの河童の話を書いています。
 河童が好きで好きでたまらなかった葦平は、「戦後のすさんだ世の中を、明るく照らそう。」と高塔山のてっぺんで河童たちを招待するお祭りを始めました。それと同時に、田主丸で見たたいまつ行列をやろうと提案し、それに賛同した多くの人々が、世の中の平和と人々の幸せを願う聖火を掲げ、高塔山のてっぺんを目指して登りました。この「かっぱ祭り」と「たいまつ行列」を併せて「火まつり行事」といいます。
 火まつり行事は区内の自治会、関係諸機関の協力の下、葦平の想いである郷土愛を次世代に受け継ぐこと、また、地域の大人や友達、家族と励まし合いながらたいまつを掲げて山頂まで行進する体験が、子どもたちの健やかな成長に繋がることを願い開催しています。
 今年は、荒天や新型コロナウィルス感染症の影響を受け平成30年度以降4年ぶりの開催となりました。祭りを待ち望んだ区内の子ども達を中心に約1,000名の参加者があり、山頂までの約1.6キロ、たいまつの鮮やかな光が、糸のように連なり、山腹を照らしました。

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