【防災】地域と行政が連携して創る災害に強いまちづくり
昨今、地球温暖化等に伴う気候変動により、土砂災害や洪水、高潮などの災害の頻発や激甚化が懸念されており、地域でも主体的に準備を行う必要があります。
今回は、陣山まちづくり協議会の主たる構成団体である黒崎第2自治区会(古海会長・約1,000世帯)を中心に、地域全体で続けている防災に関する取り組みをご紹介します。
1 「みんなde Bousai 推進事業」を通じて地域の防災力UP!
陣山地区は、土砂災害が心配される場所や内水はん濫・高潮が心配される地域、更にはアンダーパスもあることから、地域内でも発生するおそれのある災害の種類が異なります。
この事業は平成30年に行ったもので、各町内会長をはじめ、まちづくり協議会構成員などでグループを作り、地域に潜む災害リスクを洗い出すことにより、どんな災害に備えるべきかが明確になりました。
また、グループや地域で会議を重ねるごとに住民同士で顔を合わせる機会が増え、地域の皆さんの防災に対する意識の高まりを感じるとともに、連絡用名簿の作成や訓練を実施するなど、地域防災への一歩を踏み出す良い契機となりました。
2 「地域と連携した避難所開設・運営モデル事業」で実際に避難所を運営!
令和3年度から始まった市のモデル事業に応募し、現在実践中です。研修などで避難所におけるコロナ対策や、避難者を受入れる要領などを学びました。
実際に、8月8日の台風9号、8月12日から8月18日までの大雨の際、避難所運営に実際に従事したことで、これまで地域で培ってきた防災力を発揮できたとともに、避難者受け入れに関して様々な課題も見えてきました。
これからも、地域で一丸となって防災に取り組み、いざという時に「共助」を発揮できる地域づくりを行っていきます。